3ヶ月分の生活費は残す
最初はいくらから投資をはじめたらいいでしょうか?
厚切りジェイソンさんがすすめるのは3ヶ月分の生活費を残して、余ったお金を投資に回すことです。
仕事を失ってしばらくの間収入がなくなってしまったとしても、3ヶ月あれば次の仕事をみつけることができると考えるからです。
もし持っているお金をすべて投資に回してしまうと、急に仕事を失ったり大きな出費があったときに投資信託を売却してお金を工面しなければなりません。
せっかく投資の期間を長くしてリスクを下げて利益を上げようとしているのに、途中で売却してしまうということはできるだけ避けたいものです。
不況のときに貯えがないと…
とくに不況で価格が下落しているときに仕事を失って、生活費にあてるために投資信託を売却すると、大きな損失になってしまうかもしれません。
過去120年間アメリカは何度も経済が落ち込むことがありましたが、その度に回復してきました。不況であっても売却せずに保有し続けていれば、いずれは回復するだろうと考えていいと思います。
仕事を失ったときの生活費さえたくわえておけば、大きな損失をするリスクを下げられるのです。
たしかに何かあって収入が途絶えてしまったとしても、多分3ヶ月もあれば次の仕事を見つけられるかなと思います。
しかしケガや病気で長い間働けなくなる、仕事が見つからないほどの深刻な不況になる、臨時に大きな出費があるなどということもありえます。
今のところ私はそういう経験はないのですが、そのときは少しずつ投資信託を切りくずして生活費にあてるしかないでしょう。
貯蓄をもっと増やせばいざというときは助かりますが、投資で得ることができるであろう利益は減ってしまいます。
生活費として貯蓄しておくのは3ヶ月分というのがちょうどいいバランスだと厚切りジェイソンさんは考えているのでしょうね。
とりあえずわたしはいうとおりに3ヶ月分くらいの生活費を貯蓄しておけばいいかなと思っています。
手数料が1%以下になるように
投資をするときには、投資額に対して手数料が多すぎないかということにも注意しなくてはなりません。
厚切りジェイソンさんは具体的には、手数料が投資額の1%を越えないだけのお金をためてから投資をはじめたほうがいいといいます。1%を越えてしまうと手数料分を取り戻すのに時間がかかってしまうからです。
投資にかかる手数料には購入時や売却時にかかる手数料と、円をドルなどの外貨に替えたり逆にドルから円に戻すときにかかる為替手数料があります。
しかし楽天VTIに投資するならとりあえず手数料のことは考えなくてもいいです。売買にかかる手数料は無料ですし、日本円で買い付けるため為替手数料もかからないからです。