実ははじめていました
NISAに加えてiDeCoもはじめました。
実はiDeCoをはじめたのは今年の3月分からなので、大分時間が経ってしまいましたが、これからiDeCoの積立も記録していこうと思います。
iDeCoとは
iDeCoの内容を大雑把に説明します。
iDeCoを漢字で書くと個人型確定拠出年金で、国民年金や厚生年金とは別に個人で年金を掛けることができます。
iDeCoはNISAと同様に国が定める制度であり、投資をして利益が出た分に課税されないというところはどちらも同じです。
NISAとの違いを挙げると
①掛け金が全額所得控除の対象である
②60歳まで引き出せない
③投資する商品の種類が少ない
④受給するときに税金がかかる場合がある
などがあります。
①掛け金が全額所得控除の対象である
iDeCoでは国民年金などと同じく掛け金が全額所得控除の対象ですので、所得税と住民税が軽減されます。
シミュレーションしてみるとわたしの収入で毎月満額の23000円掛けた場合は、所得税と住民税の軽減額の合計が1年で約41000円、60歳までの25年間だと約105万円です。
毎月の掛け金の上限は会社員か自営業か、会社員なら企業年金があるかないかなどによって異なります。
わたしは会社員であり企業年金がなく厚生年金だけなので上限が23000円です。
掛け金の下限は一律で毎月5000円です。
②60歳まで引き出せない
iDeCoは年金なので60歳になるまで引き出せません。
NISAでの積立投資は、できるだけ売却しなくても済むように運用すべきではありますが、急に大きな金額のお金が必要になったときには売却して現金にかえることができます。
それに対してiDeCoでは受給する年齢になるまで引き出すことができないというのは大きな違いです。
また、受給できるのは60歳からですが受給開始までにiDeCoに10年間加入している必要があります。
例えば55歳からはじめるなら受け取ることができるのは10年後の65歳からです。
③投資信託の種類が少ない
iDeCoではNISAと比べて、投資対象の商品のうち投資信託の種類が少ないです。
その一方でNISAでは取り扱っていない定期預金がiDeCoにはあります。
定期預金なので利率はかなり低いですが元本が保証されます。
④受給するときに税金がかかる場合がある
iDeCoでは通常の投資とは違い投資で利益が生じても税金はかかりません。
しかし掛けたお金を受け取るときに税金がかかる場合があります。
iDeCoの受け取り方には2種類あり、退職金のように一括で受け取るか、年金のように毎月分割で受け取るかです。
ややこしいので説明を省きますが、いずれの場合も受け取るときに定められた金額を超えた分は課税されます。
iDeCoを利用して投資した結果、利益が出たのかあるいは損をしたのかということには関係なく、受け取り方と受け取る金額によってどれだけの税金を払うのかが決まります。
NISAでは利益が出ても課税されないのに対し、iDeCoでは利益が出なかったとしても課税される場合があるというのも大きな違いです。
控除により軽減される金額がいくらになるかはシミュレーションしやすいのですが、受け取るときにどのくらい税金がかかるかは将来のことが予想しにくいためむずかしいです。